秋は、ススキ!ススキは曽爾高原。そして不思議なお亀伝説も!

by Akiko

秋の訪れを知らせてくれるススキ

誰にでも子供の頃を思い出させる原風景があるのでは?私にとってススキ野はそれに近いと言えます。空き地のススキの中暗くなるまで遊んだり、赤とんぼを取ろうと必死で目の前をくるくるしたり(あれは、本当に効果があるのでしょうか。誰か教えてください!)。そんな中、小学校の遠足で初めて秋の曽爾高原を訪れ、見渡す限りのススキに圧倒された記憶があります。

風になびいて皆同じ方向を向きます

今は少しススキが少なくなった気もしますが、生態系は変化し続けるのでしょう。

ススキを両側に見ながら歩を進めます

まず高原一帯を歩いたら、是非丘の上に登って欲しい。ちょっと息が切れますが、絶景を見るためには、やむを得ません。頑張りましょう。

お亀池を見下ろします

丘の上からは、夕日も最高です。また、お亀池が見下ろせます。お亀池の水もだんだん少なくなってきている気がします。そんな生態系の変化の中でも変わらず語り継がれているのが、お亀伝説。

太良路池の近くに住む男に伊勢國の太良村から来た美しい娘、お亀が嫁に来た。

お亀はやがて息子を産む。

ところがある日、お亀は一人でどこかへ消えてしまう。

お腹を空かせた子供に困った夫が太良路池でお亀を呼ぶと、彼女が現れて子供に乳をやるが、もう呼びにきてはいけないと言う。

が、また泣く子に困った夫が呼びに行くと、大蛇になったお亀が現れ、怒り狂った。夫は子供を連れて一目散に逃げた。

それからこの池はお亀池と呼ばれるようになった。

(奈良県のウオーキングポータルサイトから、著者が要約)

泣く子を残して乳もやらないのは非人情ならぬ非蛇情(?)とも思えますが、そこはお亀さん、何かただならぬ事情があったに違いありません。

夕日も美しい

世界中、蛇はいろんな神話に出てきます。ベトナムNGUYEN Thi Tuyet NhungさんのThe Stories of Snake Grooms in Vietnamese Folktalesによると、ベトナムでも蛇と人間の結婚はよく民話に出てくるそうです。日本では、異類婚の動物婿のうち60%が蛇なのだそうな。ちなみに日本全国の民話で蛇が婿なのと嫁なのとでは、2:1の割合なので、蛇が婿の方が多いそうです。お亀伝説では嫁が蛇のパターンなので、後者ですね。いずれにせよ、世界中で沼地や池では昔から人間が畏れと共に蛇と共存してきたことがわかる、面白い例です。

おーい、お亀さん、今頃どこにいるのでしょうか。国連気候変動会議COP27も終わりました。生態系の変化で、蛇もいなくなったのかもしれませんね。

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